欅坂46の元メンバーとして多くのファンを魅了した長濱ねる。彼女はその後、俳優やバラエティ番組など多岐にわたる分野で活躍し続けています。
最新の出演作「舞い上がれ」では、彼女の新たな一面が垣間見え、多くの視聴者を驚かせています。本記事では、長濱ねるのアイドル時代から現在までの軌跡を振り返り、彼女の成長と魅力に迫ります。
長濱ねるの新たな挑戦「舞い上がれ」
長濱ねるは、NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ！」で五島列島に住む若者・山中さくら役を演じています。このドラマは、福原遥が演じるヒロイン・岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島で様々な人々との絆を育みながら、空への憧れに向かって進む物語です。
長濱ねるにとって、朝ドラへの出演は念願の夢でした。彼女は「朝ドラにいつか出演したいと思い続けていて、夢がかなったばかりか、私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです」と喜びを語っています。初出演の緊張感もありましたが、なじみのある場所でリラックスして臨むことができたため、五島列島が彼女を助けてくれたと感じているようです。
彼女が演じる山中さくらは、いるだけで周りが明るくなるようなポジティブなキャラクターです。さくらは、遠距離恋愛中の彼と喫茶店を開くという夢を持ちながら、島を盛り上げていく役どころです。「意識的にポジティブでいるような気がします」と彼女は語り、その中でもさくらの強い意志が垣間見えます。
ポジティブな姿勢は見習わなければ…！
五島列島は、人の移り変わりが早く、出会いと別れが多い場所です。
長濱ねるは「五島からどんどん人が少なくなり、島に残る人もどんどん年をとっていく。そんな中でさくらは自分が率先して“島を元気に明るくするぞ”と思っているんじゃないかな」と話しています。
五島は「再生と癒やしの島」であり、彼女自身も上京してから節目節目で島に帰り、その都度元気をもらっていたと言います。
さくらと舞の関係については、親戚や同級生ではないものの、島全体が家族のように困った時には手を差し伸べ合う関係です。さくらは大ざっぱな性格ですが、舞の手を引っ張って心をこじ開け、どんどん元気にさせていく存在です。「さくらも私自身も、そんな島のような存在でありたい」と長濱ねるは語ります。
「舞いあがれ！」での役柄を通じて、長濱ねるは故郷への思いと新たな挑戦を融合させ、さらに成長を遂げています。
長濱ねるとは？知られざる素顔
長濱ねる（ながはま ねる）は、1998年9月4日生まれの日本のタレント兼女優です。彼女はかつて欅坂46およびけやき坂46（現・日向坂46）のメンバーとして活動していました。
長崎県長崎市出身で、身長は159cm、血液型はO型です。その名前の由来は、ジョディ・フォスター主演の映画「Nell」から来ています。
彼女は、長崎県の五島列島で育ちました。幼少期は自然に囲まれた環境で育ち、3歳から7歳までを五島列島・中通島で過ごしました。
島生まれなのは知らなかった！
この時期、彼女は地元の小学校に通い、ロードレース大会で3位に入賞するなど活発な子供時代を送りました。また、小学校高学年になるとAKB48のファンになり、パソコンクラブでアイドルの動画を楽しむようになりました。
中学生時代には、乃木坂46の伊藤万理華のファンとなり、さらには国際交流プログラムでアメリカのモンタナ州にホームステイするなど、グローバルな経験も積みました。高校進学後は、全国高等学校クイズ選手権に出場し、長崎県大会の決勝まで進出するなど、多方面での活躍が目立ちます。
また、高校生時代には空港のグランドスタッフを目指していた彼女が、欅坂46のオーディションを受けることになったのはまさに転機でした。
両親は当初反対していましたが、彼女の強い意志と才能が認められ、最終的には欅坂46のメンバーとしてデビューを果たしました。
長濱ねるの出身地とその影響
長濱ねるの出身地である長崎県五島列島は、彼女の人生に深い影響を与えた場所です。
3歳から7歳までを過ごしたこの島々は、彼女の人格形成において欠かせない役割を果たしました。五島列島は、美しい自然と温かい人々に囲まれた地域であり、長濱ねるにとって心の故郷となっています。
彼女は、幼少期に島の小学校に通い、そこで多くの思い出を作りました。
特に、ロードレース大会で3位に入賞したことや、クラスメイトと一緒に海で遊んだことなど、彼女の記憶には鮮明に残っていると語っています。当時の同級生とは今でも連絡を取り合っており、その絆の深さは家族のようなものです。
一学年一クラス10人という少人数の環境で育まれた友情は、長濱ねるにとって大切な宝物となっています。
五島列島の自然や文化は、長濱ねるの感性を培うのにこれ以上ない環境だったと思います。
彼女は、校庭から聞こえる潮風の音や、海の水の冷たさといった自然の美しさを心から愛しており、それが彼女の表現力や感受性の源となっています。
また、五島列島の文化や風習も彼女のアイデンティティの一部となっており、地元への愛着は年々強まっているようです。
地元を愛する長濱ねるが何だかいとおしく感じるわね
そんな彼女が欅坂46のオーディションを受けるきっかけとなったのは、東京への憧れでした。長崎という地方都市で育った彼女にとって、東京は夢と可能性に満ちた場所でした。
AKB48のファンだったこともあり、アイドルという道を通じて新しい世界に飛び出したいという強い思いがありました。欅坂46のオーディションに応募したのは、その夢を実現するための一歩でした。
現在、彼女は芸能界での成功を収めながらも、地元長崎への愛情を忘れていません。2017年に発売された写真集『ここから』は、彼女の出身地である長崎市や五島列島で撮影され、地元の風景や文化を全国に発信しました。
長崎市観光大使として地元のPR活動にも積極的に参加しており、「長崎の仕事もたくさんしたい」と公言するほどの地元愛を持っています。
長濱ねるの地元愛は、彼女の活動の一部となり、地元の人々にも大きな影響を与えています。彼女が訪れた場所を紹介する「ねるちゃんマップ」など、地元の若者たちが彼女の存在を活かして観光振興に努めているのもその一例です。
彼女の存在は、長崎県五島列島と東京をつなぐ架け橋となり、多くの人々に感動を与え続けています。
欅坂46での長濱ねるの軌跡
長濱ねるは、欅坂46とけやき坂46（現・日向坂46）の両グループで活動した唯一のメンバーです。彼女の特異な経歴は、2015年のオーディションから始まります。
最終審査当日に母親の反対で実家の長崎に連れ戻された彼女ですが、家に帰っても泣き続ける姿を見た父親が運営スタッフに相談し、遅れて欅坂46に加入するという特別な経緯を持っています。
欅坂46での活動を始めると同時に、けやき坂46のメンバーとしても活動することになった長濱ねる。しかし、両グループを兼任することの多忙さから、2017年9月には欅坂46専任となりました。
ただでさえ多忙なのに兼任なんてすごいわね！
彼女は、欅坂46とけやき坂46の両方の経験を持つ稀有な存在として、それぞれのグループの違いと魅力について語っています。
欅坂46は、そのクールでメッセージ性の強い楽曲が特徴です。長濱ねるもその点を強調し、壁や迷いにぶつかっているときに共感し寄り添う楽曲が多いと語ります。
一方、けやき坂46は明るくポップな楽曲が多く、彼女たちは「ハッピーオーラ」と呼ばれる明るい雰囲気を大切にしています。
ライブでは、欅坂46のクールなパフォーマンスとけやき坂46の明るいパフォーマンスが交互に行われ、その対比が観客を魅了します。
両グループの活動を通じて、長濱ねるはそれぞれのメンバーと切磋琢磨しながら成長してきました。
特にけやき坂46のメンバーとは深い絆を持ち、一緒に活動することの楽しさと大切さを実感しています。欅坂46のメンバーともお互いに刺激を与え合いながら、高め合う関係を築いています。
長濱ねるが欅坂46専任となった決断は、グループ全体のパフォーマンスの質を高めるためでした。彼女はその後、欅坂46の一員として多くの困難に立ち向かいながらも、グループの一体感を大切にし続けています。
センターの平手友梨奈が休演した際も、全員が一丸となってパフォーマンスを行う姿勢は、多くのファンに感動を与えました。
また、彼女はけやき坂46の活動にも深い思い入れを持っています。七夕のライブで一夜限りのけやき坂46復帰を果たした際、メンバーと再び一緒にパフォーマンスする喜びを語りました。彼女の多忙なアイドル生活の中でも、けやき坂46との絆は消えることなく続いています。
長濱ねるは、欅坂46とけやき坂46の両グループでの経験を通じて多くのことを学び、成長してきました。彼女の今後の活躍に期待が高まります。
まとめ：長濱ねるのこれから
長濱ねるは、欅坂46卒業後も様々な分野で才能を発揮してきました。テレビやラジオ、映画、舞台など、多岐にわたるメディアで活躍する彼女の姿は、多くのファンにとって励みとなっています。
彼女はエッセイストとしても活動を広げています。雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載中のエッセイ「夕暮れの昼寝」は、彼女自身の視点から綴られた文章と写真で構成されており、その独自の感性が多くの読者を魅了しています。
彼女の文章からは、自然体でありながら深い洞察力が感じられ、ますますファンの心を掴んでいます。
長濱ねるは地域活性化にも積極的に関わっており、長崎市観光大使として地元の魅力を発信し続け、地域の若者たちにとってのロールモデルとなっています。
彼女が作り上げた「ねるちゃんマップ」は、ファンや観光客にとって貴重なガイドとなり、地元経済にも貢献しています。
今後も、地域密着型の活動を通じて、地元への愛を形にしていくことでしょう。
彼女の未来には、多くの可能性が広がっています。アイドルとしての経験を活かしつつ、新たな挑戦を続ける長濱ねるの姿は、多くの人々に勇気と希望を与えています。ファンとしては、彼女のさらなる成長と活躍を期待せずにはいられません。
長濱ねるのこれからの道のりには、困難もあるかもしれませんが、彼女の明るさと前向きな姿勢があれば、どんな壁も乗り越えられるでしょう。彼女の未来に待ち受ける新たな挑戦に、私たちも目を離せません。
