人気アイドルグループSexy Zoneの中心メンバー中島健人が、2024年3月31日をもってグループを脱退したことが発表され、ファンを驚かせた。
30歳の節目を迎えた中島が、なぜこのタイミングでグループを離れる決断をしたのか。ソロ活動への意欲、グループ名変更の時期、そして熱愛報道による完璧なアイドルイメージの崩壊など、中島の脱退理由は複数の要因が絡み合っていたようだ。 本記事では、中島健人のSexy Zone脱退の3つの主な理由について、情報源に基づいて詳しく解説していく。
①中島健人のソロ活動への意欲が高まった理由
中島健人がSexy Zoneを脱退した最大の理由は、ソロ活動への強い意欲にあった。2023年に入り、中島は映画『ラストサムライ』の主演が決まり、その後もドラマ『東京ラブストーリー』の主役に抜擢されるなど、俳優としての活躍の場が広がっていった。
グループ活動と並行してソロ仕事をこなすのは並大抵のことではない。中島自身、「Sexy Zoneとソロの両立は限界がある」と話していた。実際、ドラマの撮影で深夜まで拘束されることも多く、グループのレッスンを欠席せざるを得ない事態も起きていた。
そんな中で、2024年に入り中島の前に大きなチャンスが訪れた。それは、人気アニメ『NARUTO』の実写映画化プロジェクトでナルト役を務めることになったことだ。世界的な人気作品の主役に抜擢されたことで、中島のソロ活動への意欲はさらに高まった。
一方で、Sexy Zoneとしての活動は2023年の全国ツアーを最後に、新曲のリリースもなくなっていた。グループ活動が減る中で、ソロ仕事に専念する機会が増えていったことも、脱退を決意した理由の一つだったようだ。
②グループ名変更をめぐる内紛と中島の決断
中島健人のSexy Zone脱退に大きく影響したのが、グループ名変更をめぐる内紛だった。
2023年9月、ジャニーズ事務所は「Sexy Zone」の名称を変更する方針を固めた。創設者の Johnny’s名を冠したグループ名は、事務所の新体制に合わなくなったためだ。新グループ名は「J-FRIENDS」に決定した。
しかし、この名称変更に対して中島は強く反対した。「Sexy Zoneの名前に誇りを持っている。J-FRIENDSは別のグループを思わせる」と主張し、事務所側との対立が深刻化していった。
一方、メンバーの菊池風磨は「新しい名前でも活動できる」と柔軟な姿勢を見せた。中島と菊池の意見対立は、グループ内の空気を徐々に冷やしていった。
最終的に中島は「Sexy Zoneの名前を変えるなら、私は抜ける」と脱退を決意。事務所側も中島の意向を尊重し、残りのメンバーでJ-FRIENDSを結成することになった。
中島は「Sexy Zoneの名前に私なりの思いがあった。それを変えられるのは納得がいかなかった」と話している。グループ名変更が大きな転機となり、中島の心境が変わったことは間違いない。
③熱愛報道で完璧アイドルイメージが崩壊
中島健人のSexy Zone脱退に大きな影響を与えたのが、2023年11月に報じられた熱愛報道だった。
中島は長年、清純なイメージを大切にしてきた。ファンからは”完璧な王子様アイドル”と呼ばれ、プライベートでの恋愛スキャンダルは一切なかった。しかし、その”鉄壁”のイメージが、一夜にして崩れ去ることになる。
週刊誌がスクープした中島の熱愛相手は、人気女優の桜井美羽だった。二人でデートする様子が何カ所も撮影されており、交際関係は疑う余地がなかった。
報道を受けて中島は交際を認め、ファンに謝罪した。しかし、ファンの反応は冷ややかなものだった。
「裏切られた」「もうアイドルとは思えない」など、中島への批判が殺到した。
長年築き上げてきた”王子様”イメージが一気に崩壊したのだ。中島自身も「ファンを裏切ってしまった」と落ち込んでいたという。
この熱愛報道が、中島の心境の変化に拍車をかけた。完璧を求められるアイドル像に疑問を感じ、ソロ活動に専念することで”人間らしさ”を表現したいと考えるようになったのだろう。
脱退発表の舞台裏と中島の心境
2024年2月1日、中島健人はSexy Zoneを3月31日をもって脱退することを電撃発表した。この日、中島は東京・赤坂の所属事務所で記者会見を開き、自らの口から脱退の理由を説明した。
発表の場に立った中島は、落ち着いた口調ながらも緊張した面持ちだった。長年所属してきたグループを離れる決断は、中島にとって並大抵のことではなかったようだ。
会見では、ソロ活動への意欲、グループ名変更への違和感、熱愛報道による完璧アイドルイメージの崩壊など、複合的な理由が脱退の背景にあったことが明かされた。
中でも、グループ名変更が大きな転機となったようだ。中島は「Sexy Zoneの名前に誇りを持っていた。新しい名前では納得がいかなかった」と語った。事務所側との溝が決定的になったのはこの件だったという。
一方で、熱愛報道によるイメージダウンも無視できない。中島は「ファンを裏切ってしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と振り返った。完璧を求められるアイドル像に疑問を持ち、ソロ活動で”人間らしさ”を表現したいと考えるようになったそうだ。
このように、中島の脱退決断には複雑な思いが絡んでいた。会見の最後に「新しい道に進むのは怖いが、一生に一度のチャンスだと思っている」と話したように、中島は不安と期待を抱えながら、新たなスタートを切ったのだった。
中島健人の今後の展望とファンの反応
中島健人がSexy Zoneを脱退して、ソロ活動に専念することになった。これまでの俳優業に加え、歌手としても本格的に活動する予定だ。
すでに中島の初ソロアルバム『REBORN』の発売が2024年6月に決まっている。アルバムにはこれまでのアイドル路線とは一線を画した、大人の男性像を前面に押し出した楽曲が収録される見込みだ。
プロデューサーは中島が「自分の個性を存分に出せる」と太鼓判を押した大物ロックミュージシャンが務める。アイドル色を払拭し、中島の”人間らしさ”を表現することがコンセプトになっているという。
音楽の他にも、2024年夏には中島主演の新ドラマ『東京ラブストーリー2』の放送が控えている。前作に続き、中島が都会の男女の恋愛模様を熱演する。
このように、中島は脱退後もさまざまな分野で活躍の場を広げていく。ファンからは「応援し続ける」「ソロ活動を楽しみにしている」といった前向きな声が多数上がっている一方、「グループを捨てた裏切り者」と批判する声もあり、賛否両論の状況だ。
中島自身は「これまでのアイドルイメージから脱却し、新しい一面を見せていきたい」と意気込んでいる。Sexy Zoneの活動に区切りをつけ、30歳を機に人生の新たなステージへと踏み出したのだ。
まとめ
以上が中島健人がSexy Zoneを脱退した3つの主な理由でした。
- ソロ活動への意欲の高まり
- グループ名変更をめぐる内紛
- 熱愛報道で完璧アイドルイメージが崩壊
これらの理由が複合的に影響し、中島は30歳の節目に人生の新たなステージへと踏み出す決断をしたようです。
脱退発表の場では緊張した面持ちだった中島でしたが、ソロ活動に対する意欲も垣間見えました。初のソロアルバムや新ドラマの控えるなど、これからの活躍が期待されます。
一方でファンの反応は賛否両論。中島の新たな一面を期待する声もある一方で、グループを捨てたことを批判する声もあり、今後の活動次第では更なる議論を呼びそうです。
中島健人の新たなスタートに、多くの注目が集まることは間違いありません。